資産形成においてお金を貯める力
大切ですね。
投資に回すお金を捻出できなければ
何も始まりません。
まず最初に
倹約とケチケチ節約生活は違います。
1円でも多く生活費を下げる、節約
支出をカットしても生活の
満足度は変わらない、倹約
満足度を下げずに支出を下げる
そんなお話です。
1,買う余裕とは?
質問です。
”買える”と”買う余裕がある”。
一緒でしょうか?
答えは全くの別物。
この区別が出来なければお金は貯まりません。
10万円持って出かけて、
8万円の時計を見つけました。
「10万円持ってる。よし買おう」
これではお金は貯まりません。
さらに「ボーナスが入る予定だから」とか
そんな考え方でお金が貯まるはずがありません。
さすがにそんなことは…
そう考えていても、
家や車でローンを組んだりしますよね?
お金持ちになれる人の
買う余裕がある状態というのは
①総資産の〇%未満か?
貯金が100万円あって、その5%未満
5万円までは買う余裕がある。
そう判断します。
そして、大きい買い物をした後は
しばらく控えるんです。
②それを買っても収入の20%以上を
貯蓄できるか?
手取り年収300万円の人の収入の20%なら
60万円を貯蓄する。
それができているなら残った金額は
自由に使っていいとする。
つまり金持ちになれる人は
欲しいものを買ってもお金持ちへの
道から逸れない状態
「頑張っているのにお金が貯まらない」
「こんなに節約しているのにお金が貯まらない」
道筋を立てられないとこういうことになります。
税金、社会保険料は上がり続けるのに
手取りは減っていく。こんな時代です。
買える。買う余裕がある。
この区別をつけられるようになりましょう。
2,いくら稼げばいい?
200万円の車を買うのに
いくら稼げばいいでしょうか?
答えは約240万円。
なぜでしょうか?
ぼくたちの収入には
税金や社会保険料がかかります。
サラリーマンや公務員は実質的に
表示価格では買えません。
平均的な年収の人は約20~30%が
税金、社会保険料で引かれています。
税率20%なら手取り率80%
税率30%なら手取り率70%
価格見たら手取り率で割り返す
癖をつけるといいですね。
手取り率80%の人が3万円の服を
買おうとしたら
3万円÷0.8=37500円
会社員や公務員は税引き後のお金でしか
買い物できません。
20万円のPCを買おうとしたら税金、
社会保険料を加味して
24万円が必要になってきます。
自営業者であれば
20万円のパソコンは20万円で買えます。
仕事で使えば経費として税金を
0にできるからです。
税金を考慮すると目に見えている以上に
モノの値段は高い
そう認識してください。
3,時給で考える
表示価格÷手取り率=本当の値段
こう考えます。
今度はさらにそれを自分の
時給で割ってみましょう。
3万円の服を買う場合
手取り率80%の場合
3万円÷0.8=必要額37500円
それを時給で割ると
37500円÷時給1500円=25時間
25時間働かなければならない。
ということです。
時給の計算は一般的に
年収÷総労働時間=時給で計算します。
しかし、残念ながらこの時給は
本当とは言えません。
仕事の準備の時間
通勤のための時間
こういったものは含まれていません。
これらを含めれば時給はもっと下がります。
思っているより低い時給で
思っているより高いものを買っている。
モノを買うために自分の時間を
捧げ続けているんです。
そうではなく
倹約したお金を投資に回して
お金に働いてもらいましょう。
時間を捧げる生活から
お金がお金を生み出してくれる生活に
変えていきましょう。
4,配当金で換算すると元本はいくら?
配当金の良さは
・管理の手間がほとんどかからない
・消耗品ではないので持続性があり、
かつ成長性もある
例えばです。
スポーツジムに通いたい。
月額は6000円なので年間72000円
これを配当金ベースで考えます。
配当金利回りが5%、税引きして4%。
72000円÷4%=180万円
倹約の考え方をすると
スポーツジムに通うには
180万円の元本が必要。
スポーツジムに通うことに
180万円の価値はある?
この答えは人によって変わってきます。
しかし、倹約で考える癖をつければ
安易にお金を出すことが無くなってきます。
さらに言うと例えば年間配当金10万円
たった10万円か…
そう思いました?
しかし時給で考えれば
50時間分の労働量なんです。
フリーな年間50時間を
手にすることができるんです。
お金=時間の考えは
人生を大事にすることにつながります。
5,代替の可能性
スポーツジムに通わなくても筋トレはできます。
エレベーターを使わずに
階段を上り下りするのだって
十分効果を発揮します。
お金持ちになったなら
いくらでも通えばいいと思いますよ。
でも倹約したいのであれば他のもので
代替できるならそうしたほうがいい。
お金に余裕がないのであれば
お金を払うことで自分の欲求を
解決するのではなく
代替の可能性を考えてください。
6,安心、快適、金持ち
人はこの3つのことに
優先度をつけてお金を使っています。
安心のためのお金
保険等ですね。
安心のためにお金を払ったら
お金持ちになるための
お金は手元に残らない
安心≠お金持ちになること、なんですね。
会社員や公務員になることもそうですね。
ある程度の安心を得るために
お金持ちにあるチャンスは捨てています。
快適でいること
住宅、車、洋服、家電などですね。
安心、快適を選ぶことでお金持ちになることは
後回しになります。
例えば保険は最低限にするなど
優先度を変えて考えることで
お金持ちへの道が見えてきます。
7,1回あたりいくら?
1年しか使えない1万円のバッグと
15年使える10万円のバッグ
後者のほうが
実質的に安くなるのがわかりますね。
ほとんど使わなかった健康器具、家電、洋服
心当たりがありますよね。
毎日の缶コーヒーなんかもそうですよ。
継続的に出ていくお金は
お金持ちへの道を遠ざけます。
8,その支出でFIREが何年遠のくか?
経済的自由を手に入れるには
生活費25年分のお金が必要になります。
生活費が300万円なら
7500万円必要になります。
さらにスポーツジムで月1万円かかったとすると
年間12万円の生活費が増えて
7800万円必要になります。
月1万円がこういう破壊力を持つんですね。
お金を払おうとしているものに
それだけの価値があるか
しっかり考えましょう。
体験や快適にお金を使うことも大事です。
しかし、簡単にお金を払うのではなく
これらのことを考えながら使うことが
倹約につながります。
9,そのお金の将来の価値
複利のお話です。
利息に利息がつく。
雪だるま式にお金が増える。
1万円倹約して、運用利回り年5%で
30年運用したら
44678円になります。
いまいちですか?
もし、月に10万円投資して年5%で
30年運用すれば
約8300万円になるんです。
将来の価値を考えれば目先の小さなお金も
大事に思えてきます。
まとめ
倹約を意識しながら生活して
それでも必要だと思えば
お金を使ってもいいんです。
逆にそこまで欲しくないと思えば
生活する上での満足度は変わりません。
自分にとっての価値で判断しましょう!
最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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